献金について(その4)

-自由が生命,強制は死-

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献金について(その4) -自由が生命,強制は死-

信徒を訓練し,伝道・奉仕に励ませ,教会を成長させるという方策は,私たちの教会では成功しなかった。

私たち夫婦が学んだ神学は,徹底的に愛の自由,愛の勝利の神学だったから,「力を用いると愛は死ぬ」という考え方だった。何度も何度も書いたり語ったりして来たように,私たちの宗教は「自発性の宗教」である。だから,牧師たちが一生懸命にやっていれば,皆さんは必ずすすんで助けて下さる,と信じていた。そして,実際に無理なく,喜んで楽しんで,自発的に教会員もふえていったと思う。そのころはいつも貧しく,年会に上京するのも夜行の普通列車だったが,世の中全体が貧しかったので,貧乏意識はまったくなかった。